【完全ガイド】ジムニー(JB64W)/ジムニーシエラ(JB74W)/ジムニーノマド(JC74W)の 比較と「中古購入+カーシェア体験」のすすめ
スズキ・ジムニーは、発売から50年以上にわたり世界中で愛される軽オフローダー。
現行モデル(JB64/JC74)はその完成度の高さで、新車・中古ともに根強い人気を誇ります。
この記事では、現行ジムニー3タイプの違いと、それぞれの魅力を実際のカーシェア体験を交えて解説します。
ジムニー(JB64W)/ジムニーシエラ(JB74W)/ジムニーノマド(JC74W) の主要諸元比較
| ジムニー (JB64W) | ジムニーシエラ (JB74W) | ジムニーノマド (JC74W) | |
|---|---|---|---|
| 車両区分 | 軽自動車 | 普通車 | 普通車 |
| 排気量 | 660ccターボ | 1500cc NA | 1500cc NA |
| 最高出力 | 64PS/6,000rpm | 101PS /6,000rpm (+37PS) | 102PS /6,000rpm (+38PS) |
| 最大トルク | 96Nm/3,500rpm | 130Nm/4,000rpm (+34Nm) | 130Nm/4,000rpm (+34Nm) |
| 燃費(WLTC/MT) | 16.6km/ℓ | 15.4km/ℓ (-1.2km/ℓ) | 14.9km/ℓ (-1.7km/ℓ) |
| 燃費(WLTC/AT) | 14.3km/ℓ | 14.2km/ℓ (-0.1km/ℓ) | 13.6km/ℓ (-0.7km/ℓ) |
| トランスミッション(MT) | 5MT | 5MT | 5MT |
| トランスミッション(AT) | 4AT | 4AT | 4AT |
| 駆動方式 | パートタイム4WD | パートタイム4WD | パートタイム4WD |
| ドアの数 | 3ドア | 3ドア | 5ドア |
| 全長 | 3,395mm | 3,550mm (+155mm) | 3,890mm (+495mm) |
| ホイールベース長 | 2,250mm | 2,250mm | 2,590mm (+340mm) |
| 全幅 | 1,475mm | 1,645mm (+170mm) | 1,645mm (+170mm) |
| 全高 | 1,730mm | 1,730mm | 1,725mm (-5mm) |
| 最小回転半径 | 4.8m | 4.9m (+0.1m) | 5.7m (+0.9m) |
| 車両重量(5MT) | 1,060kg | 1,100kg (+40kg) | 1,180kg (+120kg) |
| 車両重量(4MT) | 1,070kg | 1,110kg (+40kg) | 1,190kg (+120kg) |
| 乗車定員 | 4 | 4 | 4 |
| 車両本体価格 | 2,160,400円(XC) | 2,385,900円(JC) (+225,500円) | 2,926,000円(FC) (+762,000円) |
ジムニー(JB64W)の特徴とネットでの評価
ジムニー(JB64W)の特徴

コンパクトなボディに角ばったフォルム、丸ヘッドランプ、フラットなボンネットという“ジムニーらしさ”を強く残したスタイルが特徴です。国内登録が軽自動車区分という制約の中で、アウトドアらしさを維持しています。
ユーザーの声にも、「小さいながらも4×4としてあらゆる道を走れる」という評価があります:
✅ 長所
- アイポイントが高く視界が良い/ボディサイズがコンパクトで取り回しがいい。
- ラダーフレーム構造などクロカン特有の設計で“遊び”に強い。
- カスタム・装備交換・アウトドア仕様に向いており、所有を楽しみたい人向け。
- オーナーの口コミでは「乗りたくなる」「所有して良かった」という満足度が高い。
❌ 注意すべき点
- 軽自動車枠ゆえにエンジン・高速巡航・荷室・後席スペースには限界あり。
- 燃費や乗り心地・車内静粛性といった日常重視項目では他の軽SUV/普通車に劣ると感じるユーザーあり。
- 人気車ゆえに納期が長かったり、中古価格が上昇していたりという環境も。
- 「何でもできる1台」として期待するより、“遊び用”や“セカンドカー/趣味車”として割り切るほうが満足度が高い。
ジムニー(JB64W)に関するネットでの評価
「納車待ち8ヶ月強でした。第一印象は、静か~!(^^)。剛性感がある上質な乗り心地です。車重増加により発進時はモッサリしています。
みんカラより
価格ドットコムよりJB64はESPのおかげもあって、他の車ではスピンしてしまうような路面でも本当に安定しています。フワフワはしていますが下半身の安定感がしっかりしています。
みんカラよりカスタムパーツ豊富で良い。JB64が多数走ってますが、カスタムで他と差別化しやすいので面白いです。
四駆SUV研究調査室より街乗り中心 → 10〜11 km/L(AT)、高速通勤メイン → 13〜14 km/L(AT)、MTで上手に走らせた場合 → 14〜15 km/Lも狙える。
Car-me記事より新型ジムニーはオンロード、つまり日常でも快適に走れるよう、高次元なサスペンションセッティングがされました。…ただし、ワゴンRやアルトなどと比べるとサスペンションの構造が異なるため、どうしてもユラユラと動く部分があり、心もとなく感じてしまう人も少なくありません。
みんからより乗り心地は先代のJB23とは比べ物にならないくらい良くなってます。強風の中走らせているのにそれを感じません。足が固くなっているけれど、ストロークがあり、ラダーフレームの強度とあいまって良く追従しているので上質な乗り心地になっています。
みんからより乗り心地は先代のJB23とは比べ物にならないくらい良くなってます。強風の中走らせているのにそれを感じません。足が固くなっているけれど、ストロークがあり、ラダーフレームの強度とあいまって良く追従しているので上質な乗り心地になっています。
ジムニーシエラ(JB74W)の特徴とネットでの評価
コンパクトSUVながら、ワイドなフェンダーと力強いスタンスが特徴のジムニーシエラ(JB74)。軽規格のジムニー(JB64)をベースに、1.5Lエンジンと拡幅ボディを採用した「普通車版ジムニー」として位置づけられています。外観はジムニーらしい直線的なフォルムと丸目ライトを継承しつつ、より安定感と存在感のある仕上がりです。
ユーザーからは「ジムニーの魅力そのままに、余裕の走りが楽しめる」と高評価が集まっています。
✅ 長所
- 1.5Lエンジンによる余裕ある走行性能。特に高速道路や登坂での力強さは軽ジムニーより一段上。
- 本格的4WDシステムとラダーフレーム構造で悪路・アウトドアに強く、「走破性は本物」との声が多い。
- 見た目の存在感とカスタム性の高さ。オーバーフェンダーや外装パーツ交換などで個性を出しやすい。
- 街乗り+趣味の両立が可能で、「普段使いもできるジムニー」としての人気が高い。
❌ 注意すべき点
- 構造はクロカンそのもののため、乗り心地は硬め・ロールも大きいと感じるユーザーが一定数。
- 燃費は10〜14km/L前後と、軽ジムニーより悪化。街乗り中心だとやや負担感あり。
- 高速道路では使いやすく、燃費も軽ジムニーより良くなる。
- 後席や荷室は依然として狭め(軽ジムニーと同じ)で、4人乗車時の積載性には限界。
- 人気・生産遅れの影響で納期が長く、中古車価格も高止まり傾向にある。
総じて、ジムニーシエラは「本格4WDを日常でも楽しみたい人」に向く1台。
軽ジムニー(JB64)が“遊び用の相棒”なら、シエラは“日常もこなせる冒険車”という位置づけです。
ジムニーシエラ(JB74W)に関するネットでの評価

ジムニーシエラは、ジムニーよりも排気量が多く、1500ccのエンジンを持っているため、より力強い走行を可能にしています。サイズ自体は、さほど大きく変わらないサイズ感。
Goo-netより
みんからより不満な点:ふにゃふにゃの足周り
みんカラよりやはり悪路での走行性能に裏打ちされるワイルドで無骨なスタイリングはクラス唯一無二、ジムニーというブランドに誇りを持て決して高いクルマでもなくステイタス自慢にはならないも”ジムニーに乗っている”という満足度は他に代え難い。
また、オーバーフェンダーでトレッドも逞しいスタイリングは迫力があり魅せられる。
みんからよりシエラなので1.5Lのエンジンながらもう少しパワーは欲しいかな?またクルマの性格からして諦めは付くが4人乗車時の狭さと積載スペース皆無なのは実用性は低い、まぁこのクルマに実用を求めるのはナンセンスと割り切れるが…
みんからより「あれがない」「これがない」という人には絶対お勧めしません。間違いなくロッキーやライズ、ヤリスクロスの方がお勧めです。
ジムニーじゃなきゃいけない場所もあまりないのですが「いざという時はジムニーってすごいんでしょ?」という方や、「とにかくデザインが好き!燃費?なにそれ?」という方なら後悔は少ないと思います。
みんからより経済性のJB64、実用性のJC74ノマドの登場で半端者な立ち位置となったシエラですが一人で海や山へ地方遠征するといった条件なら高速道巡航、林道巡りにおいて前者二台より優れているのクルマだと思います。
みんからより①視界の良さ。
着席時の視界が高く、ボディが四角いので車体周辺の視認性が良い。窓も大きいので死角が少ない。
②いざという時の4WD。
災害時でも行動不能になる確率は減るかも・・・?
③1,500ccによる排気量パワー。
高速道路走行時など80~120km/hの速度域は楽だし静か。
ジムニーノマド(JC74W)の特徴とネットでの評価

コンパクトSUVながら、ワイドなフェンダーと力強いスタンスが特徴のジムニーシエラ(JB74)。軽規格のジムニー(JB64)をベースに、1.5Lエンジンと拡幅ボディを採用した「普通車版ジムニー」として位置づけられています。外観はジムニーらしい直線的なフォルムと丸目ライトを継承しつつ、より安定感と存在感のある仕上がりです。
ユーザーからは「ジムニーの魅力そのままに、余裕の走りが楽しめる」と高評価が集まっています。
✅ 長所
- 1.5Lエンジンによる余裕ある走行性能。特に高速道路や登坂での力強さは軽ジムニーより一段上。
- 本格的4WDシステムとラダーフレーム構造で悪路・アウトドアに強く、「走破性は本物」との声が多い。
- 見た目の存在感とカスタム性の高さ。オーバーフェンダーや外装パーツ交換などで個性を出しやすい。
- 街乗り+趣味の両立が可能で、「普段使いもできるジムニー」としての人気が高い。
❌ 注意すべき点
- 構造はクロカンそのもののため、乗り心地は硬め・ロールも大きいと感じるユーザーが一定数。
- 燃費は10〜14km/L前後と、軽ジムニーより悪化。街乗り中心だとやや負担感あり。
- 高速道路では使いやすく、燃費も軽ジムニーより良くなる。
- 後席や荷室は依然として狭め(軽ジムニーと同じ)で、4人乗車時の積載性には限界。
- 人気・生産遅れの影響で納期が長く、中古車価格も高止まり傾向にある。
総じて、ジムニーシエラは「本格4WDを日常でも楽しみたい人」に向く1台。
軽ジムニー(JB64)が“遊び用の相棒”なら、シエラは“日常もこなせる冒険車”という位置づけです。
ジムニーノマド(JC74W)に関するネットでの評価
シエラより積載量がアップ😆
5ドアになって4人乗りが楽になった☺️
なぜか走行性能はシエラより走る👍
クルーズコントロールは便利で快適👌
みんからより
みんからよりジムニーのノマドは、後席におばあさんも乗れるようになり、走りも安定して静かになりました。乗り心地も向上し、今後のカスタムも楽しみで購入して良かったと思います。
ジムニーノマドの魅力は、まずそのコンパクトさと高い機動力。オフロード性能がすごくて、どこへでも行ける感じが心強いよね。それに、キャンプやアウトドアも大活躍。荷物がたくさん積めるし何しろデザインがかっこいい。
みんカラより①何と言ってもスタイルと悪路走破性能です。
②待望の5ドアであり後席の乗降性が良いです。
③ラゲッジスペースが大きくなり通常の荷物で
あれば後席を倒さなくて載せる事が出来ます。
みんからよりACCは、かなり古典的。速度調整は下手だし、40km/h以下では使えない。
高速100km/h巡行は、ハンドルを両手で持って絶えず修正がいる感じ。80km/h以下なら不満少ない。
みんからよりの車両サイズ感で、最小回転半径5.7mというギャップは、同じ最小回転半径のミニバンよりも取り回しがしにくいという感覚があります。
みんからよりスピード出ないとか旋回半径がデカいとかフルフラットにならないとか色々言われてるけど全く気にならない。パワーあるし旋回半径も全く気にならない。運転してて楽しい
北国なので雪降った時の走行が今から楽しみ
みんからより満足な点
高さ、長さ、幅のバランスデザイン
弄ることを前提として考えられたパーツ類
不満な点
覚悟はしていましたが小回り効かず(前車4.9mから5.7m)
動力性能と燃費は期待していません
しかしながら燃料タンクが小さく航続距離が短いのはこれから不満になると思われます。
総評
ジムニーで我慢していた事が出来る様になったと思います。例えば3人以上乗車でのお買い物とか後部座席の乗り心地とか
4. 新車の納期
ジムニー、ジムニーシエラは人気が高く、生産量も限られるため、注文から1年以上の納車待ちとなっています。
この傾向は、2018年の現行ジムニー発売後から継続しており、今後も長い納期が解消される見込みはありません。
ジムニーノマドは、2025年1月30日の予約開始からわずか4日で約5万台の注文が殺到し、受注を停止となりました。
2026年1月30日より受注を再開する予定です。
次回の受注は、先着順ではなく抽選となるそうです。抽選といっても、買える買えないの抽選ではなく、納期の順番待ちが抽選になるそうです。
先着順ではなく抽選ではありますが、次回も注文が殺到して早期に受注停止になる可能性は十分に考えられます。
ジムニーノマドを新車で手に入れたい方は、2026年1月30日の受注開始後すぐに注文することをお勧めします。
ジムニーノマドは、次回受注開始のタイミングでマイナーチェンジとなり、2型となります。
主に安全装備の強化となりますが、1型よりも、ATで176,000円アップ、MTで275,000円アップの2,926,000円となるそうです。
ジムニー、ジムニーシエラと同様、今後は、AT車、MT車が同一価格に統一されます。
このため、MT車の値上げ幅が大きくなっています。
5. 中古市場の動向
中古ジムニーは人気が高く、高年式は新車より高値で取引されることもあるほど。
特に、ジムニーノマドはプレ値となっています。
新車の長い納期が解消される見込みはないため、今後もこの傾向は続くと思われます。
6. まとめ:ジムニーの楽しみ方は人それぞれ
ジムニーは“スペックで選ぶ車”というより、“感覚で選ぶ車”。
軽か普通車か、MTかATか、街乗りかアウトドアか――
実際に乗ってみないとわからない部分が多いのが特徴です。
カーシェアで体験するメリット
Vintage Carshareでは、ジムニー(MT)、ジムニーノマド(AT)のカーシェアをご利用いただけます。
- 数時間から気軽に試乗できる
- 自分の生活圏・駐車環境で試せる
- 複数モデルを比較できる
- 気に入れば同型の中古車を探しやすい
「いきなり購入」よりも、「まずカーシェアで体験」して自分の使い方を確かめましょう。
この記事を書いた人Wrote this article
Hal
Vintage Carshare代表。大の車好きで、趣味は、スキー、スノーボード、サーフィン、ゴルフ、旅行。2023年には世界一周もしました。車好きの方に楽しんでいただこうと思い、VIntage Carshareを立ち上げました。Vintage Carshareのラインナップは、完全にHalの好みでセレクトしています。





